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明日を選べる国へ/欧州大戦

陳腐な革命

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エルンスト・テールマンら亡命革命家とマウエルらエイルシュタット共産党員による会議は重い空気に支配されている。革命は成った。だが内実は惨憺たるものであった
彼ら閣僚会議が国家を運営する立場であることは紛うことなき事実である。だがその地位は公代理のオルトフィーネ殿下による保障に依拠しているのだ
ヴァルマー内閣時代の粛軍によってゲッシェフト少将が軍籍を剥奪されたことと近衛隊が政府側のアデーレ派と公家及び軍側のビアンカ派に割れていることが響き軍への影響力は全くといってない
それどころか革命の協力者であり軍部大臣の職にある近衛隊員達は独自に動き近衛隊の関係修復に奔走しているためこの会議には参加していない

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国民からの支持も危うい。ヘニングスドルフらエイルシュタット共産党の一派が裏切って起こしたストライキに対し軍に鎮圧を要請したことが明るみに出たのだ
不信の目で見られて工場や農地の国有化もできず議会は閉鎖したが次の動きに出ることができない。逆にストライキを収めた公家の支持は盤石なものになってしまった
頼みの綱であったソビエト連邦からも

スターリン.pngエイルシュタットの革命は一国社会主義の理念の下でエイルシュタットの労働者によってのみ完遂されなければならない

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と声明が出され暗に不干渉を宣告された
英仏からは先の条件が守られている限り同盟は継続することを確認できたので孤立は免れたが独墺伊との関係は悪化の一途にある
国内はまとまらず、外圧は増すばかり。革命によって成立した政府が世襲君主しか頼ることができない冗談にしても笑えない状態にあった
テールマンは成果に飢えていた。国民の信任を得られ、軍と公家に優位に立てる成果に

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目を付けたのは西の隣国スイスであった。ルドルフ3世とミュラーがスイスに亡命したとの情報を得たテールマンは両者の帰還をスイス政府へ要請した
しかしスイスはこれを不確かな情報でスイスの伝統と政治に対する礼に欠けた振る舞いであると非難した

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閣僚会議は焦っていた。オーストリアのドルフース首相がナチ党に暗殺される事件が起き、アンシュルスを迫るドイツの足音が日に日に近づいてくる心地であった

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テールマンはスイスの行いは自国の利益のために周辺国の平和を脅かしているとして逆に非難した
1932年にナチ党スイス支部が創設されたことやそれに反対した左翼に軍を出して弾圧した事件を挙げて現在のスイスはドイツとナチ党へ傾倒が著しいと述べる
よってスイスの中立性は信用できないとしてルドルフ3世捜索のために軍の通行許可を求める最後通牒を伝えた

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要求が撥ねつけられた1934年5月26日、エイルシュタット公国はスイス連邦に宣戦を布告した

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戦火のヨーロッパ

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4VESBo0.png政府から直ちにスイスへ攻撃を開始しろとのことです
h3sUn3U.png無視して構わん。こんなふざけた戦争で兵を失ってはエイルシュタット軍人の名折れだ
4VESBo0.pngですがフィーネ様からの認可を受けたと向こうは言っています。何もしないというのも…
h3sUn3U.png気丈に振舞われてはいるが姫殿下はまだ幼い。戦争という非常事態に動揺なされて赤匪共に押し込まれてしまわれたのだろう
h3sUn3U.png今に英仏から停戦を要求されるはずだ。宣戦布告を血迷った馬鹿共の戯言とするためにも兵は動かすべきではない
lpyoslA.png大変です将軍!

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lpyoslA.pngフランス軍が全面攻勢にでました!
h3sUn3U.png何だとォ!?

スイスとの戦争にエイルシュタットのほとんどの者は賛成しなかったが同盟国フランスの積極的な攻撃に引きずられてしまう
戦闘はフランス軍主体でアルプスでの活動になれたエイルシュタット軍が占領に貢献した

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首都ベルンを占領されたスイス連邦は7月14日に降伏した

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しかし戦争は終わらない。5月27日にドイツが宣戦布告をしていたのだ

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連合国はそれを惑いでもって受けとめた。何故なら開戦時の国境にはドイツ軍の姿はなく、フランスとエイルシュタットは難なくドイツの国境要塞を占拠したからだ
ヴェルサイユ条約で軍備に厳しい制限が設けられていたにもかかわらず開戦に踏み切ったドイツを連合国は不気味に思い敵軍の姿が見え次第進軍は慎重になった

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しかし情勢は静観を許してはくれない。ヒンデンブルク大統領の死が発表された翌日にはヒトラー暗殺という衝撃的な報せが届いた

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首謀者はルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン王子でフランツ・フォン・パーペンら反ヒトラー派の保守政治家たちの協力を得ての計画だという
すでに軍への根回しも済ませていたのか前線にこれといった混乱は見られず、連合国にルイ・フェルディナント1世のドイツ皇帝即位と戦争継続が表明された

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8月9日、唖然とする連合国はソビエト連邦の対独宣戦布告によって正気に返った。再びコミンテルンの魔の手がヨーロッパに伸ばされたのだ

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英仏はソビエトの欧州介入を止めさせるため次々と声明を発表したが効果はなく、エイルシュタット政府にも行動を促した
しかしスターリンを畏敬するテールマンにその要求は荷が重すぎた
苦悩するテールマンはオルトフィーネ殿下にソビエト首脳陣と会談してもらえないか考えたが近衛隊から猛反発を食らい断念せざるをえず
エイルシュタット公国がポーランドに独立保証をしたとモスクワに弱々しく電話で伝えるのみだった

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政府の不甲斐無さを苦々しく思った軍は攻勢に出て9月にはドイツ軍4個師団を無力化し南ドイツを占領した

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9月7日、ソビエトはポーランドに宣戦布告。続いてルーマニアとハンガリーが枢軸同盟に加入、イタリアがポーランドと同盟締結。欧州の平和は破られた

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シュナイダー将軍はドイツに最早前線を維持する戦力が無いと判断し、早期決着のため敵前線を西に後方を東に分断するドイツ打通作戦を発令した

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9月27日に近衛師団がフレンスブルクに到着し作戦は成功。ドイツ軍は前線に縛り付けられ反撃に出られず主要都市が全て墜ちた10月9日に降伏した

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