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HOI4/ユーゴ戦記 −ひとつの国、ひとつの夢ー/1945年1月 終戦、そして第三次世界大戦前夜

目次

1944年6月 ユーゴ軍が占領したベルリン

ストヤディノヴィッチ.pngなんだ君は!?
ヒトラー.png今なんつった?今なんつった!?何だチミわってか!?え!?んはは!
ヒトラー.pngそうです。私が変なおじさんです。
ヒトラー.png変なおじさん♪変なおじさ〜ん♪だかーら変なおじさんっ♪
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngおい!
ヒトラー.pngはい
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngはいじゃない。どこから湧いて来たんだ。
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngコイツを捕らえて連合軍に引き渡せ。それともクレムリン行の片道切符がいいか?
ヒトラー.pngあ、旦那。ちょっと待ってください。ぜひ私を雇ってもらいたいんです。
ヒトラー.pngユーゴが多様な人間を受け入れる、その理念を慕って来たまでです。
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngお前の面の皮の厚さはティーガー戦車の装甲並みだな。さっきまで人の庭を荒らして置いてどの口が言うのか。
ヒトラー.pngか、必ず役に立ちます!私はドイツの工業地帯や経済を誰よりも知っています。
パヴレ1.png・・・
パヴレ1.png確かに今は人材が不足している。よかろう。お前を連合軍から買い上げる。
パヴレ1.pngドイツ、オーストリア、ハンガリーの領土が確保できた暁には、産業相としての役目を与えてやる。
パヴレ1.pngそこの工業地帯を管理し、軍需、民需の両生産面から我々に貢献しろ。
パヴレ1.pngもちろん、この人事は公にはできん。よって非公式な裏の大臣ではあるがな。
ヒトラー.pngラッビィーーア!!
ストヤディノヴィッチ.pngいいんですか。こんなやつ信用して・・・
パヴレ1.png我々は自分の国の多様性ある国民を束ねるのに精一杯だ。使えるものは使わないとな。
ストヤディノヴィッチ.png占領地は傀儡にするか、他の連合軍の国々に任せてもいいのでは。
パヴレ1.pngまだわからんだろうが、この戦争は序盤が終わっただけだ。すぐにバカンスも終わるぞ。

・・・

1944年8月 ピレネー山脈南部

ストヤディノヴィッチ.pngあとはスペインですな
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngスペイン軍はほとんど姿を見せない。進撃スピードもかなり上がっている。このままイベリア半島になだれ込むぞ。

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パヴレ1.pngフランス、イギリスとの塗り絵競争というところだな。・・・と、そう言っている間にあっという間にマドリードだ。

1944年8月 マドリード

ヨシップ・ブロズ・チトー.png殿下。スペインは降伏だ。

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ヨシップ・ブロズ・チトー.pngマドリードを脱出しようとしていたフランシスコ・フランコを捕らえたぞ。
パヴレ1.pngなに?連れてこい。

・・・

パヴレ1.pngフランコ閣下、悪運もここまでだったようだな。閣下はもともと枢軸とは一線を画していたのにどうして無謀な戦いに身を投じた?
フランコ.png・・・ふん。お前がパヴレか。自ら最前線に出てくるとは、単なる王家のおぼっちゃまではなさそうだな。
フランコ.png同盟だ独立保障だと綺麗事を並べたところで、所詮中小国は大国の食い物にすぎん。
フランコ.pngパヴレ、まとまらない国民を束ねるには、何が必要かわかるか?
フランコ.pngそれは共通の敵だ。
パヴレ1.png・・・
フランコ.png常に外敵を作り、そちらに目を向けさせる。だが、大国はその事情を知った上でつけこんでくるのだ。
フランコ.png俺はムッソリーニの腑抜けがフランス戦線を崩壊させたあと、後詰としてヒトラーに利用されたのだ。
パヴレ1.png・・・
フランコ.pngだが、それも言い訳にすぎんな。俺も焼きが回ったか。
フランコ.pngおしゃべりも飽きた。さっさとイギリスにでもフランスにでも突き出せ。なんならこの場で銃殺しろ。
パヴレ1.png・・・
パヴレ1.png解放してやれ。
ストヤディノヴィッチ.png殿下、今なんと?
パヴレ1.pngフランコを逃してやれと言っているのだ。
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngいいのか。連合の首脳部が黙っておらんぞ。
パヴレ1.png構わん。フラメンコに夢中になってたら逃げられた、とでも言っとけ。
フランコ.png・・・

1945年1月 ベオグラード

ストヤディノヴィッチ.png最後の大日本帝国がまだ抵抗を続けています。連合もソ連も海を渡って戦うのに躊躇しているようです。

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ヨシップ・ブロズ・チトー.png我が軍に海軍はないがイギリスが制海権を握っているので、現地までの師団輸送は海路での移送も可能だ。準備はいつでもできているぞ。
パヴレ1.png・・・日本が降伏しないと講和会議もできないが
パヴレ1.png次の敵は間違いなくソ連だ。連合に入った以上、それは避けられん。地理的にもな。
ストヤディノヴィッチ.png確かに壁になっているハンガリー、ルーマニアが無くなったら奴らの矢面に立つのは我々です。
ヨシップ・ブロズ・チトー.png今ようやく中戦車が開発できて来たところだな。日本が降伏し、その後つぎの戦争に
ヨシップ・ブロズ・チトー.png突入するまでに、少しでも戦力強化を図る、ということか。
パヴレ1.pngそういうことだ。日本などにかまっている暇はない。
ヒトラー.pngそこはドイツの工業力にお任せを。ラッビィーーア!
ストヤディノヴィッチ.png・・・と言っている間に大日本帝国が降伏しました。

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・・・・

パヴレ1.png講和会議の結果、ドイツの大半の領土を併合したぞ。だが・・・
ヨシップ・ブロズ・チトー.png我々の領土であるイストリアが共和イタリアにすでに併合されていた。
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngというよりイタリアは連合国、つまり勝者側だ。

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ストヤディノヴィッチ.png確かにイストリアには、オーストリア・ハンガリー帝国時代から居住するスロベニア、クロアチアの民がいます。
パヴレ1.png我々ユーゴスラビアが本当の意味で統一を図るには・・・彼の地はなくてはならない。
ヨシップ・ブロズ・チトー.png殿下・・・その血に流れる宿命は分かるが今は感情的になるな。
ヨシップ・ブロズ・チトー.png今、ユーゴにとってなにが大事か、何を優先すべきかを考えるんだ。
パヴレ1.png・・・・
パヴレ1.png・・・参謀長、わかったよ。近代化した我が軍を支えるのには、旧ドイツの工業力は必要だ。今はドイツ領を極力併合するぞ。
パヴレ1.pngいずれイストリアは取り戻すこととして、今はソ連だ。

イストリア。それは歴史的にイタリアと帰属をめぐって争ってきた地であった。
スロベニア、クロアチアの民はこの地に居住し、同胞ともいうべきものが多く住んでいた。
ユーゴスラビアにとってこの地を得るのは悲願ともいうべきものであった。
パヴレも歴代の王族としてその呪縛からは逃れられなかった。
煮えくり返る想いを押し殺すパブレ。
しかしこのとき、このイストリアが将来の禍根となるとは、誰も思っていなかった。

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1946年1月 ロンドン

パッリ.pngこれはこれは。ご機嫌麗しゅうハリファクス首相閣下。パッリと申します。
パッリ.png我が共和イタリアも閣下のお陰をもちまして以前の領土を安堵頂くことができました。
パッリ.pngこれもひとえに閣下のご威光によるものと感謝する次第にございます。
ハリファックス卿.png(ふん。この日和見の狐めが。揉み手で擦り寄って来おって気色悪い。)
ハリファックス卿.pngそんなことより、先の講和会議ではユーゴが欧州の領土の大半を分捕ったようだな。

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パッリ.pngそうなんです。奴らの戦果は無視できないものになっておりまして。
パッリ.pngまた、連合も申し訳程度に援軍を送っていた程度だったため、こちらも強く言えず・・・
ハリファックス卿.png終始発言権を握られたというわけだな。まぁよい。だが、あの広大な領土、将来の災いとならなければ良いが。また、ヒトラーを匿っているという非公式な情報もある。
パッリ.png悪い芽は早めに摘み取っておくべきでございましょう。
ハリファックス卿.png何か考えでもあるのか。
パッリ.pngはい閣下。ユーゴは我々とソ連との間に長い領土を持っています。ソ連との戦いになれば、奴らの領土を巡っての戦いになります。
パッリ.pngもともと人的資源の少ないユーゴですから、質を揃えて戦おうとするのは必定です。
ハリファックス卿.pngそんなことはわかっている。だから開戦を出来るだけ引き延ばして極力戦力をつけさせてからソ連を叩かせるつもりだ。
パッリ.pngいえ。ソ連と開戦するのはユーゴとソ連の戦力が拮抗した時期を見計らって宣戦布告をしてください。出来れば早めのほうがいいですな。
ハリファックス卿.png何?
パッリ.pngユーゴの奴らにはシベリアの狂犬とせいぜい派手に噛み合ってもらいましょう。
パッリ.pngその先には何も残りません。
ハリファックス卿.png・・・なるほどな。面白い。だが奴らの軍事規模では自国の国土すら守る数が足りんのだぞ。奴らが潰れたあと、延焼で火傷するのは我々ではないのか。
パッリ.pngそこは私めに考えがあります。
ハリファックス卿.pngほう。

・・・
・・

1946年2月 パリ

連合各国の首脳が集まり、まさに始まらんとしているソ連との戦いについて、
どのように進めていくかが話し合われていた。

ハリファックス卿.pngもはやソ連との戦いは避けられない状況だ。
ハリファックス卿.pngソ連側の態勢が整う前にこちらから宣戦布告をして先手を打って行きたい。
ハリファックス卿.png各国には速やかに開戦の準備を進めてもらいたい。
名無し.png名無し.png名無し.png(各国代表) ガヤガヤ・・・
パヴレ1.pngお待ちを。現時点ではこちらも十分な準備が可能とは約束しかねる。先の大戦の占領統治も始まったばかりで不安定だ。開戦時期が何故今なのかお教え願いたい。
パッリ.pngさっきもハリファックス首相がおっしゃっただろう。戦いには時期というものがあるのだよ。
パヴレ1.png私は連合国盟主たるハリファックス首相に伺っている。敗戦国の狐の意見など聞いておらん。
パッリ.pngなっ・・・!!!
名無し.png名無し.png名無し.png(各国代表) ガヤガヤ・・・
ハリファックス卿.png・・・パヴレ殿下、ソ連の南下政策によって中東、トルコにまで彼らの魔手が伸びて来ている。
ハリファックス卿.pngそこは原油を始めとする資源地帯でもあり、さらに南下を許せば、いずれスエズも封鎖されて我々の動きも制限されてしまうだろう。
ハリファックス卿.pngそうなる前に対処が必要だ。
パヴレ1.png・・・
ハリファックス卿.png殿下の心配はごもっともである。ソ連との国境の大半が貴国と接しているのだからな。
ハリファックス卿.pngゆえに開戦後、しばらくして連合各国はユーゴを支援するため遠征軍を編成し派遣することとする。
ハリファックス卿.pngこの指揮権は貴国に委ねるものである。
ハリファックス卿.png貴軍においては安心してモスクワに進軍してもらいたい。
パヴレ1.png・・・選択の余地はなさそうですな。
ハリファックス卿.pngさすが殿下は話が早い。それではこれにて会談は終了としよう。この後会食の用意がある。皆にはくつろいで行ってもらいたい。
名無し.png名無し.png名無し.png(各国代表) ガヤガヤ・・・

・・・
・・

パッリ.png閣下、私はこんな恥辱を受けたのは初めてです。実に無礼極まる奴です。
ハリファックス卿.png・・・とりあえず開戦については決まったのだ。結果オーライだ。
ハリファックス卿.png(パヴレか・・・直感的に危険な男だ。ソ連を倒した後に奴の国もろとも地図上から消えてもらわんとな。)
パッリ.png(許せん、パヴレ。お前は必ずソビエトの地から生きて戻れないようにしてやる・・・!)
 
 
ユーゴスラビアの敵。それは必ずしもソ連ばかりではなかった・・・・
 
 


ストヤディノヴィッチ.pngおー、こわ。こんな連中相手にやっていけますかね。
ヒトラー.png殿下の周りには野獣のような奴らばかりで本当に同情します。
ヨシップ・ブロズ・チトー.pngお前が言うと身も蓋もないな。
パヴレ1.pngま、今日を生きられればそれでよしとしよう。それでは次回に続くぞ。ユーゴス!!
ストヤディノヴィッチ.pngヨシップ・ブロズ・チトー.pngヒトラー.pngラッビィーーア!!


1946年6月 第三次世界大戦 前編へ続く


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